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吉田 美奈子よしだ みなこ1953年4月7日 - )は、日本女性歌手音楽家作詞家作曲家編曲家

夫は音楽家・プロデューサーの生田朗(故人)、兄は大滝詠一山下達郎等のレコーディングエンジニアで知られている吉田保

経歴 編集

埼玉県に生まれる。

元々はローラ・ニーロキャロル・キングのようなスタイルを指向し、1971年5月に、第一期ブルース・クリエイションのベーシスト野地義行とピアノデュオ ぱふ を結成。アマチュア活動時代に、「はっぴいえんど」周辺のミュージシャンとの交流を持ち、1972年11月に発表された大瀧詠一のソロファーストアルバムへ収録された楽曲『指切り』のフルートソロで、プロとしてのキャリアをスタートする。

1973年9月、細野晴臣のプロデュースによるソロファーストアルバム『扉の冬』を発表。RCA/RVC時代の山下達郎のほぼ全ての作詞とバックコーラスを手掛ける。

大瀧詠一の名曲で後にシリア・ポールラッツ&スター原田知世&DEENらがカバーした『夢で逢えたら』の創唱者でもある。

2006年12月6日発売の布袋寅泰『SOUL SESSIONS』にて「MIRROR BALL~奇跡の光」の作詞を手掛けた。

一人称は「」であることもあった。

CCCD問題 編集

2002年から2004年に掛けて、自分の作品をコピーコントロールCD 仕様にて発表。発売された際に導入と性質を肯定するコメントを発表し、大きな話題となった。但し、この件は当時契約したばかりのavex社の方針に合わせてのことであったため、avex社の内紛終了後の作品以降は全てSACDハイブリッド仕様でのリリースに至っている。

問題の基点となった2002年8月20日の日記(参考「C堂 CCCD(コピーコントロールCD)特集」)では、「元音を聴いた事も無いし、聴く機会も無いのに、表現として一番断言すべきでは絶対無い「音質劣悪」といった言い方や、作業を行っているのはその道のプロフェッショナル達ばかりなのだと云う、根本的な事をすっかり忘れている」とアーティストの選民思想と受け取られかねないほど容赦ない斬り捨てにより彼女自身のファンは無論、それ以上の多くの音楽ファンとの間に溝を作ってしまった。

当時、CCCD支持を表明するアーティストはテイトウワなど少数であったために、非メインストリームで支持者が少なく、メディア露出が少ないため発言訂正の機会が無い彼女への風当たりは強まるばかりであった。アーティストの表現を最大限尊重すればこそ、レコード会社に対して不満が出ていた問題に対して、レコード会社に肩入れしてファンを含むリスナーを非難してしまっては、ファンでさえ弁護する事が難しくなってしまう。リスナー心理という根本的な事をすっかり忘れているとも思われる発言を連発したことは痛恨の失態だった。

更に同日記では「第一皆さんは「音質」を聴いているのでは無く、「音楽」を聴いて楽しんでいるのでしょう」と一方的にレッテルを貼り、フェアユースに対する理解、私的複製権という法的根拠の理解、iPodなどMP3プレイヤーという新しく勃興していたハード市場の影響を無視して「ケジメの無くなってしまった者への警鐘」とCCCDに反対するのは皆盗人と言わんばかりの強い言葉で非難していた事も反発を強めた。

このような経緯から、avex社がCCCDを推奨していた当時から「大して売れてないのに、音質のプロ気取りか」などCCCD支持派の旗手のように扱われ非難の的にされる機会があった。iPodのようなMP3プレイヤーが受け入れられるにつれて、市場ではCDをMP3に変換する動機が容認されるようになり、avex社内紛終了後のCCCD強制適用見直し(プレスリリース)の発表に至ったが、その後もその流れに逆行して推進している吉田美奈子という構図を仕立て上げる心ない者もおり、ネットの掲示板などでは「そこまでしてCCCDを出したいのならavexやめてインディーズでCCCD出せば?」などといった皮肉が未だに書き込まれている。

上記のような経緯を経て、2006年2月22日に完全限定生産品としてSACDハイブリッド仕様による5枚組BOX『吉田箱』(『DARK CRYSTAL (New Mix)』『gazer』『BELLS Special Edition (New Mix)』『Stable Special Edition』『REVELATION』)を発表。本作は新たなミックス・ダウンが施されたことも伴い遙かに音質が向上、また通常のCD再生機器に於いて安全に再生することが殆どの場合可能である。しかし完全限定生産品であったためたちまち完売、入手困難となり中古盤市場での取引価格は概ね高騰している。

2007年5月31日、期間満了に伴いavex社との契約を終了。

近年の作品 編集

近年のオリジナルアルバム2作『REVELATION』『spangles』は全面的に他人に作曲を依頼、アレンジも全て他人任せとなった。これが良い方向へ向かう場合もあるが、彼女の場合この2作に関しては駄作としか言いようが無いほど作品としてのクオリティーが低いとする意見が多い。これは売り上げ枚数にも顕著に現れており、長年のファンも近作2枚に関しては満足できない、納得の行かない完成度であるとの評価になっている。だが、約半分を他人のアレンジで制作した『Stable』の仕上がりは概ね高評価である。故に楽曲選びやアレンジの改善で良質の作品が制作できる可能性はあり、今後の作品に期待したいところではある。

音楽作品 編集

  • 『扉の冬』 1973年
  • 『MINAKO』 1975年
  • 『MINAKO II LIVE』 1975年
  • 『FLAPPER』 1976年
  • 『TWILIGHT ZONE』 1977年
  • 『LET'S DO IT』  1978年
  • 『MONOCHROME』 1980年
  • 『MONSTERS IN TOWN』  1981年
  • 『LIGHT'N UP』  1982年
  • 『IN MOTION(+LIVE)』 1983年
  • 『BELLS』 1986年
  • 『DARK CRYSTAL』 1990年
  • 『gazer』 1991年
  • 『声を聞かせて』 1995年
  • 『EXTREME BEAUTY』  1995年
  • 『YOSHIDA MINAKO CONCERT 1995』
  • 『KEY』  1996年
  • 『SPELL』  1997年
  • 『PONTA BOX meets YOSHIDA MINAKO』  1998年
  • 『gosh PONTA BOX meets YOSHIDA MINAKO』 2000年
  • 『TEMPTATION』 2002年
  • 『Stable』 2002年
  • 『BELLS Special Edition』  2002年
  • 『Special Showcase "Stablenotes" ~Vision2』 2002年
  • 『REVELATION』 2004年
  • 『STAY ~ トロイメライより』 2004年
  • 『within ~ Vision 3』 2004年
  • 『Voice in the wind YOSHIDA MINAKO with BRASS ART ENSEMBLE』 2004年
  • 『Voice in the wind The Concert~ Vision 4YOSHIDA MINAKO with BRASS ART ENSEMBLE』 2005年
  • 『吉田箱』 2006年
  • 『spangles』 2006年

主な作品提供アーティスト 編集

外部リンク 編集

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