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ビハインド・ザ・マスクBehind The Mask)は、坂本龍一作曲、クリス・モスデルおよびマイケル・ジャクソン作詞の楽曲。

解説 編集

初収録は1979年にリリースされたイエロー・マジック・オーケストラ(以下、YMO)のアルバム『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』。

それまで難解なコード進行を得意としてきた坂本龍一が、単純ないわゆるロックのコード進行(F-D♭-E♭-Cm)を使用した曲。メロディは坂本と高橋幸宏が共同で担当したため、ある時期まで高橋が作曲者として連名でクレジットされていた。

元々は坂本がセイコーのCM曲としてすべて手弾きで作成した曲がベースとなっており、YMOのベストアルバム『UC YMO』に収録されている。

録音の過程 編集

ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』では、曲の完成に5日かかり、録音は以下の順番で行われたことを松武秀樹の著書「たった1人のフルバンド」(1981年刊)にて明らかにしている。

  1. ベース
  2. アルペジオ
  3. キック(MOOG III-C)
  4. スネアとハイハット(高橋幸宏
  5. テーマ
  6. ヴォコーダーとコード

マイケル・ジャクソンによるカヴァー 編集

この曲を聞いたアメリカ音楽プロデューサーであるクインシー・ジョーンズが気に入り、マイケル・ジャクソンの『スリラー』に収録するつもりであったが、マイケル側が作曲のクレジットと版権の50%を要求したためYMO側が拒否した。しかし、『スリラー』が大ヒットしたため後悔したと、後日坂本と高橋がラジオ番組等で語っている。

さらに、『スリラー』の共同プロデューサーであり、キーボード奏者であったグレッグ・フィリンゲンズが1984年のアルバム『Pulse』でマイケル・ヴァージョンを収録。

また、グレッグ・フィリンゲンズがエリック・クラプトンのバックバンド・メンバーだったことから、1986年のエリック・クラプトンのアルバム『オーガスト』にマイケル・ヴァージョンが収録された。

(後に、グレッグ・フィリンゲンズはTOTOに参加)

1986年には坂本のライブ・アルバム『メディア・バーン・ライヴ』にマイケル・ヴァージョンを収録。さらに1987年には坂本自身がマイケル・ヴァージョンをセルフ・カヴァーしたアルバムをリリースしている。坂本自身はこのテイクを「エリック・クラプトンを超えた」とコメントしている。

なお、この曲を初めて聴いたときの細野晴臣と高橋は非常に当たり前の曲と思ったらしく、特に細野はこの曲のすばらしさを認識できなかった自分自身に対して「プロデューサーとしては失格」と発言している。

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